その他条約等

ルヨナルオ号事件の解決に関する中華人民共和国並びに大日本帝国共同宣言

ルヨナルオ号事件の解決に関する中華人民共和国並びに大日本帝国共同宣言(ゆよなるおごうじけんのかいけつにかんするちゅうかじんみんきょうわこくとだいにほんていこくきょうどうせんげん)とは、箱庭暦1052年に署名された、中華人民共和国と大日本帝國との政府代表間の共同宣言。この共同宣言は国家による批准は行われておらず、署名と同時に発行した。通称、日中全聚徳宣言、中日共同宣言など。共同宣言は、日本語及び中国語で二部づつ作成され、それぞれの外務省に保管されている。


1.ユヨナルオ号事件  箱庭暦663年にムッサシノイ王国領海内において、同国海軍駆逐艦「ルヨナルオ」号内部で乗組員十数名が叛乱を起こし、彼らはそのまま同号を乗っ取り、付近一帯に海賊行動を行った。この件に関して、通商路の安全の確保と邦人の生命安全を保護するよう、駐ムッサノシイ日本大使館からの連絡を受けた大日本帝国海上保安庁は、海上警察権の行使という名目で、海上保安庁第十五管区海上保安本部(本部長;山谷幸助一等海上保安監)所属の巡視船「たかお」(巡視船長;陳皇道二等海上保安監)に商船の護衛と付近の警戒を下命した。この際に、ルヨナルオ号と交戦に入り、同船を撃沈した。  その後、高雄地方検察庁の河野春広検事正は、巡視船「たかお」の巡視船長陳皇道二等海上保安監以下幹部数名を事情聴取した結果、緊急避難により事件性なしとしたことを発表した。


2.共同宣言の内容  本共同宣言は、全五条からなり、第二条において言葉の定義が定められていることや第五条で内政不干渉の原則に関する国際法規の制定協力義務を両国に課すなど、純粋な二国間条約ではなく、国際法的性格を有するものと考えられている。


3.共同宣言正文 ルヨナルオ号事件の解決に関する中華人民共和国並びに大日本帝国共同宣言  箱庭暦663年にムッサシノイ王国領海内において、同国海軍駆逐艦「ルヨナルオ」号内部で乗組員十数名が叛乱を起こし、彼らはそのまま同号を乗っ取り、付近一帯に海賊行動を行った。この件に関して、通商路の安全の確保と邦人の生命安全を保護するよう、駐ムッサノシイ日本大使館からの連絡を受けた大日本帝国海上保安庁は、海上警察権の行使という名目で、海上保安庁第十五管区海上保安本部所属の巡視船「たかお」に商船の護衛と付近の警戒を下命した。この際に、ルヨナルオ号と交戦に入り、同船を撃沈した。  この事件に関して、中華人民共和国政府は駐日代表部を通じて、国家主権の侵害という点で抗議を意を示した。その後の交渉の結果、両国政府はこの事件に関して共同して見解を発表するために、 中華人民共和国国務院外交部副部長姫鵬飛 大日本帝国外務副大臣加治隆介 を全権大使に任命し、中華人民共和国北京全聚徳において、二日にわたり会談を行った。この結果以下の内容を共同宣言として発表する。

第一条 本宣言は、中日両国間において、ルヨナルオ号事件の最終的かつ完全な解決を行い、以って国際法規の安定に資することを目的としてなされるものである。

第二条 本宣言における用語に関して、以下の定義を使用する。 一号 内政不干渉の原則 すべての主権国家は厳然たる国家主権、即ち独立権、平等権、自衛権、管轄権を有し、原則として如何なる規約もそれらの権利を侵害するを得ず、一切の国家は国際法に反しない限りそれらの権利を行使する権利を有す。逆に他国はそれらの権利に関して如何なる口実を設けようと、命令、要求を含む如何なる方式を以ってしても干渉することを得ない。 二号 干渉 他国の主権管轄事項に対して強制的手段に限らないあらゆる命令或いは要求

第三条 両国政府は大日本帝国海上保安庁による海上警察権行使に関し、第二条に掲げた内政不干渉の原則上、大日本帝国政府によるムッサシノイ王国政府による諒解を得ていない状況下におけるムッサシノイ王国領海内においての警察権行使はこの原則に反していることに同意する。ただし、本単独案件に関してはムッサシノイ王国政府から後に承諾する旨の声明が出されたため事後合法化が達成されたことを付記する。

第四条 両国政府は本事件に関して、巡視船「たかお」による妨害排除行動は、内政不干渉の原則、国家主権の尊重、及び領土の排他性から領海侵犯という構成要件該当性を有するとする解釈をとることもできなくもないが、すくなくとも緊急避難による違法阻却が成立するという法的評価につき同意する。 第二項 前項の規定は、ムッサシノイ王国政府及び司法による判断を拘束するものと解してはならない。

第五条 本宣言の発表の後、中日両国政府は、内政不干渉の原則に関する国際法規の制定の確立につき、協力することに同意する。

以上の如く中日全権は、国際社会の平和と安定の維持確立のために努力を惜しまないことを誓約するとともに、本宣言に署名した。

箱庭暦1052期 於北京

中華人民共和国のために;姫鵬飛

大日本帝國のために;加治 隆介


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Last-modified: 2008-04-04 (金) 23:39:52 (3606d)